花器について

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今回は嵯峨御流いけばなで使用する基本の花器のお話を。

嵯峨御流のいけばなは、色々な様式があります。
その中の「伝承花」という様式の説明を嵯峨御流のホームページから引用すると

『いけばなは室町時代の立花をもって興されますが、それ以降、抛入、生花、盛花の順に生まれ、
現在もこの四つの様式花が伝承されています。このうち当流では、立花を荘厳華、抛入を瓶花と呼んでいます。
これら四つの様式花に一定の形式が生まれ始めると、独自のいけ方や理論が主張され、
その技術や理論は口伝や秘伝として、今日なお連綿と受け伝えられています。
伝承花とは、花の美しさは無論のことなのですが、それらのなかで伝えられてきた口伝などの約束事など、。
形式を重んじていけていくものを指します』

難しい…
要約すると、〔生花〕〔瓶花〕〔盛花〕〔荘厳花〕と云われる四つの生け花の形が
嵯峨御流の基本です。
その四つの基本のいけばなでは、使用する花器もそれぞれ違います。

本日はその中の1つ〔盛花〕で使用する基本的な花器、水盤について。
盛花では水盤と言われる平たいお皿のような花器を使います。
この水盤に七宝を配置して様々な形をつくっていきます。
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水盤のサイズによって値段も違いますが、稽古用の基本的なものは直径30cm程で3000円ぐらいでしょうか。
お稽古した花を持ち帰って自宅でいけなおしてもらいたいので、いつかは水盤も購入してもらいたいですが…

そういう私は生け花を始めて2.3年は水盤を購入しませんでした。
水盤って生け花というか、花で遊ぶことが身につくまでは、生け花〔盛花〕でしか使えない花器だったので
別の稽古で使う花器を最初に購入してました。
なので、家にある食器やお盆で長い間代用していました。
お稽古でしたとおりに自宅で〔盛花〕を再現はできなかったですが…
案外、食器は花器に代用できるものですよ。
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今は、水盤を使って花をいける楽しさ、融通の利く水盤の楽しみ方がわかったので家でも水盤を1つは用意してますが
お稽古で基本といわれているサイズの水盤は、昨今の住宅事情から見るとすこし大きく。
小さい我が家には水盤を飾る場所も無いので、一回り小さいサイズの水盤を家に常備しています。
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融通をきかせながら、花器ものんびり揃えていけばいいと私は思っています

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